浅草浅草寺歴史と見どころは?独特なお守りとご利益とは?
近年政府が、外国人観光客を積極的に誘致する
方針を出した結果、
2015年1年間で2,000万人近くに
達するまでになりました。
京都・富士山という定番の観光地とは別に、
世界的に知られている大都会東京は、
是非一度訪れたいと思う観光客が多いのです。
よくテレビで放映され話題になる、
渋谷駅近くのスクランブル交差点など、
日本人には当たり前ですが、外国人にとっては
“スムーズに横断できるのが信じられない”
光景のようです。
また“世界的大都会と、
300年以上続く信仰と文化のある街
浅草との不思議な新旧の調和”に関心をもち、
下町情緒あふれた浅草寺(せんそうじ)を中心とした周辺は、
外国人を含め3,000万人の観光客であふれかえっています。
私たち日本人も歴史と由緒ある浅草寺を
中心とした浅草界隈を一度は訪れ、
日本文化の伝統を体感し、
来るべき東京オリンピックには、外国人観光客に
“日本の素晴らしさ”を説明できるようになっては
いかがでしょうか?
浅草からも東京スカイツリーが眺められ、
新旧の不思議な調和に驚かされますよ!
- 浅草寺の歴史と見所
浅草寺は1400年続く都内最古の寺で、
徳川幕府の祈願所と定められ、
いわゆる江戸の信仰と文化の中心として庶民の間に親しまれ、
以後ずっと栄えていました。
戦後天台宗から独立し、
独自に聖観音宗を名乗り総本山になりました。
本尊は慈悲を施す仏様、聖観世音菩薩です。
江戸三十三か所観音霊場の一番札所になっています。
浅草寺界隈(かいわい)の見所
*山門の雷門(かみなりもん;正式には風神雷神門):
右側に風神像・左側に雷神像が、
風水害や火災からの除難を目的として祀(まつ)られています。
雷門の下にかかる大提灯(ちょうちん)は、
重さ700Kgもあり浅草のシンボルになっています。
10年毎に更新されます。
*仲見世:
参道両側に、新旧入り混じった店「仲見世」が
90店舗近く250mにわたってずっと続きます。
品物もここでしか見られないものがあり、
閉店の17時までは多くの観光客でごった返しています。
- 浅草寺の独特のお守りとそのご利益(りやく)は?
1)先ず山門の立像、風神雷神像が示すように、
「災難除守」(災難を取除いてくれるお守り)です。
中を開けると、出てくるのは雷除(よ)けのお守りです。
雷はすべての災害を防いでくれるお守りです。
一つ800円です。
2)『蓮弁守』(病気平癒を願ってくれるお守り)です。
蓮(はす)と言えば仏様を象徴する花です。
中に蓮の花弁の形をした観音様が入っているお守りです。
一つ1,500円です。
3)『金鱗守』 (開運招福、即ち運を切り開き、福を呼ぶお守り)
浅草寺の山号は「金龍山」と言い、
雷門には金龍と天龍の龍神像も祀られていますが、
この鱗(うろこ)はご本尊の出現を慶び(よろこび)、
天下ったという金龍を表しています。
生まれた年の干支(えと)に合わせたお守りが手に入ります。
入学試験・入社試験など大願成就にうってつけのお守りです。
一つ1,000円です。
これらのお守りは浅草寺独自のお守りですが、
それ以外一般の寺社にある「安産祈願守」・
「商売繁盛護摩札」・「学業成就守」なども人気です。
浅草寺の開門時間は、
*4~9月は6時~17時
*10~3月は6時30分~17時です。
早朝に出掛けると、朝のお勤めの読経(どきょう)を見学でき、
ゆっくりお守りを買い求められます。
- まとめ
東京下町の観光名所 浅草寺とその周辺は、
近年外国人観光客が増加の一途をたどっています。
それは浅草寺を取り巻く周辺に、
日本文化を育(はぐく)んできた歴史的土壌があるからです。
浅草寺でお守り、お札を買い求めることは、
日本人にはごく普通のです。
近年、一部外国人にもこのような
日本人の行為を理解できるようになってきたようです。
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