秩父夜祭り2015日程と花火の時間!見どころとアクセス方法は?
「秩父夜祭」は、埼玉県西部の秩父市にある
秩父神社の300年以上続く例大祭で、
毎年12月1日から6日に開催されます。
勇壮な屋台ばやしが響く中、
豪華な装飾の施された笠鉾(かさぼこ)・屋台の山車(だし)の
曳(ひ)き廻しがなされ、
それに、屋台芝居に曳き踊りなどが加わります。
大祭の前日12月2日が“宵宮(よいのみや)”、
当日12月3日の“大祭”が祭りのメインイベントです。
「秩父夜祭」は国内でも有名な
曳山祭(ひきやままつり)で、
「京都の祇園(ぎおん)祭」、「飛騨(ひだ)の高山祭」と並び
日本三大曳山祭と呼ばれることもあります。
秩父夜祭のお祭りで登場する山車の笠鉾・屋台は、
重要有形民俗文化財に指定され、
“秩父屋台囃子(ばやし)”や
屋台上で演じられる“秩父歌舞伎”、
“曳踊り”等の一連の行事は、
重要無形民俗文化財に指定されています。
凛(りん)と冷え込む師走の夜、
日本三大曳山祭の一つ「秩父夜祭」ツアーに
参加して楽しんでみてはいかがでしょうか?
「秩父夜祭」のイベント日程や見どころと
「秩父夜祭」ツアーを紹介します。
- 「秩父夜祭」イベント日程
*12月2日(水)「宵宮」
宵宮は前夜祭のことで、午後12時から21時までの開催です。
山車(だし)は4基出て、市内曳きまわしが行われ十分楽しめます。
あまり混雑しないので、迫力ある山車を間近で見ることできます。
メイン道路は山車が通るので、裏道に露店が出店しています。
*12月3日(木)「大祭」
12月3日の大祭は、朝から山車の曳きまわしが行われ、
6基の山車が勢ぞろいします。
ご神幸行列や6基の山車が
秩父神社を出発する午後7時過ぎから、
お旅所に到着するまでの午後10時頃までが
お祭りのピークとなります。
- 「秩父夜祭」の一番の見どころ
山車巡行のハイライトは、
何といっても12月3日20時頃からの
花火を背景に20トンもある山車を
“団子坂(だんござか)”という
25度の急な坂を曳きあげるところです。
“団子坂”をあがったところが“お旅所”になっており、
ここに4台の屋台と2台の笠鉾が集まる時がクライマックスです。
これをたっぷり見られるのは桟敷席だけです。
ゆっくりとそして確実に
“団子坂の曳きあげと花火”を見たいのであれば、
桟敷席を申し込んだ方が良いでしょう。
- 「秩父夜祭」花火大会
一般に花火といえば夏の風物詩ですが、
ここでは日本では珍しい冬の花火大会で、
凛とした夜空に咲く満開の打ち上げ花火と、
光に照らされる山車行列の組み合わせが華やかです。
花火は秩父神社の南東1.5Kmの羊山公園から打ち上げられます。
*宵宮の花火打ち上げ時間:19時頃~20時
*大祭の花火打ち上げ時間:19時30分頃~22時
- 秩父夜祭を楽に見る裏ワザ
祭りが佳境に入ると混雑が予想されるので、
早めの明るい内に行き、
案内所で「秩父夜祭ガイド案内図」をもらって
トイレの場所などを確認して、
早めの夕食を済ませておきます。
混雑を避けてじっくり祭りを鑑賞するには、
*秩父神社で待って、
朝9時ころからお昼にかけて、
それぞれ豪華に飾り立てた
全ての笠鉾2基と屋台4基を、
間近でゆっくり見られます。
*12月3日大祭の午前中、
秩父神社前で各屋台が巡行の途中、
それぞれに決まった場所で曳行(えいこう)を止め、
舞台上では長唄の演奏と曳き踊りが披露されます。
日頃から練習を重ねた、
女の子たちの踊りは見事なものです。
*この他にも“秩父鉄道「秩父駅」前通り”や
秩父鉄道「御花畑」駅近くの“聖人通り”でも
笠鉾・屋台の曳行は見られます。
*大祭の羊山公園の花火は
国道140号線沿いから よく見られます。
*体力的に自信があれば、午後10時30分以降、
お旅所へ行けば、団子坂をのぼったすべての山車を見られます。
6基が一堂に勢ぞろいしている光景は、
絢爛豪華な絵巻物を見ている錯覚にとらわれます。
- 秩父まつり会館
秩父まつり会館は、
「秩父夜祭」を資料や実演で紹介する展示館で、
秩父神社のすぐ前に建設されました。
最新技術を駆使した光と音の演出により、
「秩父夜祭」のハイライトが
大画面いっぱいに写し出されます。
また、山車や装飾などの資料を見ながら、
祭りの歴史を学ぶことができます。
時間があれば、あらかじめここで予備知識を仕入れて
本番を見るのも良いでしょう。
開館時間:10時~17時 (4月~11月は9時~17時)
料金:大人400円、小中学生200円
- 交通・アクセス
東京方面からは池袋の西武線から特急レッドアロー号に乗れば、
80分で「西武秩父駅」に着きます。
「西武秩父駅」から秩父神社まで徒歩15分、
秩父鉄道「御花畑駅」まで徒歩6分、
秩父鉄道「秩父駅」まで徒歩14分です。
車の場合は関越自動車道「花園IC」を下車して
さらに30Km走行します。
秩父市内駐車場に入るには渋滞・混雑が予想されます。
- まとめ
師走の凛とした寒さの中の「秩父夜祭」、
日程、曳き山・花火の見所、混雑状況、
見学裏ワザ、交通アクセスについて、
解説しました。
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