トイレに入ってふと見ると、

おしっこがふだんより赤い!とびっくりしますよね。

実際、知り合いにもいたのですが、

すぐに受診して対処したので大事にはいたりませんでした。

でも、これを放っておくと本当に大変なことになりかねません。

血尿は痛みがある場合と痛みがない場合もあります。

男性女性での違いはあるのでしょうか?

また毎回、色をチェックするように心がけましょう。

後半では、肉眼で見てもわかる

『どんな色だとよくないのか』紹介していきます。

スポンサードリンク

 

 

次に血尿にともなう痛み別に。痛みがない場合も。

『腹痛・背部痛などの痛みをともなう』場合は、

《尿路結石》《遊走腎》の疑いがあります。

《尿路結石》とは

〔尿路〕と言われる〔腎臓・尿管・膀胱・尿道〕の

いずれかに結石ができる病気です。

 

石はできていてもその場にとどまっていて

動かない場合は痛みがありませんが、

腎臓や膀胱の中で動いて

内部に傷をつけたり尿管や尿道で詰まってしまうこともあり、

突然の激痛に苦しむケースも少なくありません。

 

《遊走腎》とは、寝た状態と比べて、

立った状態で腎臓が下がり過ぎてしまい、

尿管や他の臓器などを圧迫する病気です。

 

〔血尿・蛋白尿・胃腸障害・倦怠感などの症状〕

あらわれることがありますし

〔腰痛・わき腹の鈍痛〕を訴える人も多く、

歩いたり重い荷物を持つなどすると悪化してしまいます。

『高熱・頻尿・排尿時痛・残尿感などをともなう』場合は、

《尿路感染症》の疑いがあります。

《尿路感染症》とは、

〔尿路〕に細菌が入り感染するもので

《膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎》などがあります

 

そのほとんどが尿のにごりもともないます。

尿路感染症は身体の構造上、

男性よりも女性の方がかかりやすい病気ですが、

50歳くらいからは男女ともに多くなり、

その差がなくなってきます。

 

『痛みをともなわない』場合は、

一番注意しなくてはならないものです。

《腎臓がん・膀胱がんなどの尿路悪性腫瘍》や

《慢性糸球体腎炎》の疑いがあります。

 

他のケースのように痛みをともなうものは

否応なく受診しますが、

痛みがないと〔疲れ〕〔ストレス〕などからだろうと

勝手に判断してそのまま様子をみることになりがちです。

 

その後また血尿が出たときに受診しても

その期間に症状が悪化しているケースが多いようです。

 

腫瘍が確認された場合は、切除します。

大きさや部位さらに疑われる病状によって、

一般的には〔経尿道的膀胱腫瘍切除術〕か

〔開腹手術〕が行われます。

 

〔経尿道的膀胱腫瘍切除術〕とは、

開腹せずに手術用内視鏡を用いて、

これらの膀胱腫瘍を切除する治療のことです。

入院は5~7日くらいが多いようです。

 

実際に私の知り合いも血尿が出てすぐに受診し、

数日後には〔経尿道的膀胱腫瘍切除術〕を行い

6日間入院していました。

血尿が出たときにはとにかく早めの対処が一番です。

すぐに医療機関で受診することをおすすめします。

 

男女に差はあるのでしょうか

身体の構造の違いから、

《尿路感染症》に関しては

50歳までとそれ以上の患者さんの数に大きな違いがあります。

女性は男性に比べて尿道が短いので

《膀胱炎》を起こしやすいといわれていますし、

男性は前立腺の病気が含まれてきます。

 

20~50歳では女性の方が男性のなんと

50倍もあると報告されているものもあります。

しかし50歳以降では男性の数が増えて、

男女の比率はほぼ同じになるとされています。

 

血尿の原因で多いのは、

男性では《悪性腫瘍(腎がん、膀胱がん、

腎孟尿管がん、前立腺がんなど)》、

《尿路結石(腎、尿管、膀胱)》、《急性腎炎》などです。

 

女性では《遊走腎》《膀胱炎などの尿路感染症》

《慢性糸球体腎炎》《悪性腫瘍》が多くなっています。

また女性の血尿のうち20%は膀胱炎だともいわれています。

 

色や出かた

尿は〔腎臓〕から〔尿管〕を通り〔膀胱〕に達し、

〔尿道〕を通って排出されます。

肉眼で見ても明らかな血尿が出た場合、

その尿の色や出かたでどこに異常がある可能性があるかが、

ある程度限定されます。

 

【ピンク色、ワイン色】は、

〔膀胱から尿道まで〕の出血の可能性が高いです。

 

【コーヒー色、コーラ色】は、

〔腎臓から〕の出血の可能性が高いです。

 

《まちがいやすい尿の色》があるので、いくつか紹介します。

 

【褐色に近い色】これは濃縮尿といって

脱水傾向の時になりやすい色です。

 

【黄褐色】肝臓の疾患がある時に

ビリルビンが尿に排泄されてこういう色になります。

 

【黄色~赤色】薬の種類によってはその成分で

尿に色がつくことがあります。

 

【コーヒー色】過度な運動のあとなどに、

血液中のヘモグロビンが尿に混ざることで色がつくものです。

(運動もしていないのにコーヒー色だった場合は、

先ほど書いたように腎臓からの出血の可能性が高いです)

 

また出かたですが、

【初めから終わりまでずっと血尿だった場合】は、

膀胱や腎尿管での出血の量が多い可能性、

【終わりだけの場合】は膀胱での出血の可能性が高いです。

 

あくまでも可能性が高いということですし、

必ずしも大きな病気が隠れているわけでありませんから、

肉眼で血尿だと確認できる時にはすぐに診察を受けましょう。

 

先ほど紹介した知り合いも、

血尿だと判断してすぐに病院を探したら、

たまたま泌尿器科の専門の先生がいらっしゃったので受診しました。

その場で膀胱の腫瘍が見つかり、

後日その部分だけを切除することで

数日後には仕事に復帰してきました。

 

 

 

いずれにせよ

血尿は身体を異常を知らせるとても大事な症状ですから、

確認したらすぐに受診するように心がけ、

病気の早期発見・早期治療につとめましょう。

Sponsored link