その発疹

一般的にこどもの病気といわれている《手足口病》ですが、大人にうつることもあります。こどもがかかった場合はそれほど重症にならず発熱もかゆみもあまりないことが多いのに対し、大人が感染すると強い痛みを感じることが多いのです。いったいどういう病気でどうやって感染するのでしょうか。保育園や幼稚園、学校はどのくらい休ませたらいいのでしょうか。

 

 

 

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症状

潜伏期間2日~6日ののち、初期症状として2日~3日続く発熱があり、熱がおさまる頃から手のひら、手の甲、足の裏、手足の指の間、口の中を中心にお尻や足の付け根などにも複数の発疹や水疱ができてきます。楕円形をしていることが多く、中が白いのが特徴です。最終的には2mm~3mmの水疱性発疹になり、この発疹はかさぶたになることなく消えていきます。口の中の発疹はかゆみや痛みを伴うことがありますが、手足の発疹はかゆみなどを感じないことが多いものです。ただし、これはこどもの場合で、大人が感染し発疹ができたときには『痛み』を伴うことが多いです。

5日~1週間ほどで表面的な症状は消えていきますが、感染から1ヶ月ほどは排泄物や呼吸、咳などによってウィルスが出ていきますから、周囲への配慮が必要になります。

 

どのように感染するのでしょう

感染経路は『飛沫感染』『接触感染』『糞口感染』の3つです。

『飛沫感染』は、咳やくしゃみによって感染するものです。《咳エチケット》で感染をかなり軽減できます。『接触感染』は、皮膚や粘膜をからの感染です。具体的にはウィルスがついた手で〔目をこすってしまう〕とか、手を〔口に入れる〕といったことで体内にウィルスが入ってしまうものです。手にウィルスをつけないために手洗いを徹底させましょう。手足口病のウィルスは消毒に強いので、消毒することより手洗いの方が効果的です。『糞口感染』は、排泄物に含まれていたウィルスが他の人の口に入ってしまって感染するものです。トイレのあとにきちんと手を洗わなかったために手にウィルスが残っていて、それで感染するといったケースやおむつ交換のあとの手洗いが不十分で、そのあと食事の準備をして他の人に感染するケースなどがあげられます。

基本的な生活習慣としての『手洗い』の徹底させることと、『咳エチケット』をきちんと教えていくことで大きな感染は防げます。

 

どのくらいの期間休ませたらいいのでしょう

完全に治るまでは1ヶ月ほどかかりますが、手足口病は学校伝染病や法定伝染病ではありませんから、出席停止になるという病気ではありません。したがって発疹や水疱などの症状がおさまってきたら登園、登校させても大丈夫です。しかし、他の人への感染が心配されますから、【登園登校させる際には、医療機関や園の指示に従うように】してください。プールも同じです。保育園や幼稚園によっては医師の許可が必要というところもあります。また、症状がおさまって登園登校することになっても、1ヶ月ほどはウィルスを出し続ける、つまり感染源になりうるわけですから、衛生用品(タオルなど)を共有してはいけませんし、トイレの後の手洗いは徹底しなければなりません。そして、大事なのが『咳エチケット』です。人に向かって咳やくしゃみをしないことを徹底させることは他の感染症の予防にもつながりますから、しっかり教えていきましょう。

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