食後

お昼ごはんのあと、仕事に戻ってから我慢できないような眠気に襲われることがあるようなら、糖尿病を疑ってみましょう。予備軍程度でひどくならない内に食事の内容を改善した方がいいかもしれません。

 

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食後の眠気の原因

大きく2つの原因が考えられます。1つめはみなさんが経験したことのある①消化器官に血液が集中して脳に回らない状態で、2つめは②膵臓が疲れてしまったせいで血糖値のコントロールがうまくいっていない状態です。

 

食べ過ぎによって血液が脳に回ってこない

①は、たいてい食べ過ぎたときに起こるものですが、消化するために血液が胃などの消化器官に集中するので、脳に循環されず血流量が減るために眠くなるといわれます。しかし、最近ではいくら消化器官に血液が集中するといっても、脳の血流は眠くなってしまうほど量が低下することはないと意見もでてきています。眠くなるのは血流の問題ではなく、ホルモンの問題だということです。覚醒効果のある《オレキシン》という脳内ホルモンの作用で、お腹いっぱいになると満腹中枢が働き、オレキシンの分泌が少なくなることによって眠くなるということです。どちらにしても、元々は『食べ過ぎ』が大きな原因になります。

 

糖尿病の疑いもある原因

②は、食後に上がりすぎた血糖値を適正にコントロールする役割のインスリンが、膵臓の疲れによって出過ぎることにより低血糖になる、またインスリンの働きが悪くいつまでも血糖値が下がりきらない高血糖によるもの、さらに血糖値の乱高下などが原因です。

通常、食事でいったん上がった血糖値は食後2~3時間でもとに戻ります。これは高くなった血糖値を下げるために膵臓からインスリンが出て、適正な血糖値まで下げてくれるからです。しかし、日頃から食べ過ぎることが多かったり炭水化物が非常に多い食生活を繰り返すことで、インスリンを出す膵臓が疲れ切ってしまいます。そこで膵臓からのインスリンの分泌が適正でなくなり、血糖値が下がりきらない、もしくは下がりすぎるという不都合が生じるわけです。血糖値が急に上がったり下がったりすることで、脳に必要なエネルギーをしっかり確保することができず、脳を休めようとして急激に強い眠気に襲われるのです。また、インスリンが出過ぎることで起きる『低血糖』では、脳の活動に不可欠なブドウ糖が不足することで脳の活動が低下して眠くなります。『低血糖』の中で食事に反応して起こるものを『反応性低血糖』といいます。この低血糖は食事の改善でよくなることがあります。まず1週間ほど《白砂糖・白米・パン》を避けて食事をしてみてください。少しでも症状が改善すれば、おそらく『反応性低血糖』ですから、食生活をしっかり見直すことで症状の改善がみられると思います。しかし、こういう症状が長く続くようであれば『糖尿病』の危険があります。急激な強い眠気の他に《身体がだるい》《のどがとても渇く》《疲れやすい》《手足がしびれる》《おしっこの回数や量が増える》などの症状がある場合は要注意ですから、一度受診されることをおすすめします。

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