• 投稿 2015/11/10 更新 2015/11/09
  • 儀式
七草粥

一度は聞いたことがある『七草粥』もちろん、

毎年食べている方も多いことと思います。

春の七草の新芽を刻んでおかゆに入れて

1月7日に食べるのですが、

なぜこの日に食べることになっているのでしょう。

そもそもなぜ日本では七草粥が食べられているのでしょう。

 

 

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七草粥の意味と由来

お正月の七日に、

『これから一年の無病息災を祈って』

春の七草を入れて炊いたお粥を食べます。

七草の新芽を入れることで、

自然界からの新しい生命力をいただくことになりますし、

お正月に食べ過ぎたり飲み過ぎたりして

疲れている胃腸の調子を、

松の内の最後のこの日に整えるという意味もあります。

 

《正月の七日に春の七草を摘み、

神前に供えてから食べれば

その年は病気にかからない》という考えが

中国から日本に伝わり、

 

それまでの日本の習慣といい具合に

混ざり合って今日のような

七草粥が江戸時代には定着したようです。

 

中国から伝わったのは平安時代ですが、

その頃の中国ではお粥ではなく

《七種類の菜を温かい汁物にして食べ、

邪気を避ける》という習慣だったようです。

 

日本ではその頃、

十五日に『小豆粥』を食べるという習慣があり、

そのお粥には

《米・粟・稗(ひえ)・麦・黍(きび)・

小豆・胡麻(ごま)など》

(地方によって入れるものは多少違います)を

入れていたようです。

 

平安時代に伝わった習慣が

年月を経て室町時代以降には

汁物からお粥に変わり、

現代に伝わる『七草粥』に変化していったのですね。

 

春の七草

五七調の歌があります。

これはとても調子がいいので覚えやすいですよ。

 

【セリ・ナズナ/ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ

/スズナ・スズシロ/これぞ七草】というものです。

 

私もこれで覚えました。

 

それぞれに身体にいい作用がありますので、

ご紹介します。

 

【セリ】胃を強くする・食欲増進・解熱・

利尿・痰を出すなど

 

【ナズナ】止血・消炎・鎮痛・解熱・

利尿・下痢止めなど

 

【ゴギョウ】咳止め・痰を出す・

扁桃腺炎・利尿など

 

【ハコベラ】利尿・消炎・乳汁分泌促進など

 

【ホトケノザ】胃を強くする・食欲増進など

 

【スズナ】消化促進・咳止め・解毒など

 

【スズシロ】消化促進・咳止め・痰を出す・利尿など

 

消化促進や食欲増進など、

お正月で疲れた胃腸にやさしい感じがしますよね。

ちなみに【ナズナ】は《ぺんぺん草》、

【ゴギョウ】は《ははこ草》

【ハコベラ】は《はこべ》ともいわれており、

【スズナ】は蕪(カブ)

【スズシロ】は大根のことです。

 

七草粥にはこの七種類の新芽を使います。

本来は1月6日の夜に

【七草なずな唐土の鳥が日本の国に渡らぬ先にストトントン】

(地方によって多少の違いがあります)と歌いながら

七種類の新芽を包丁などで叩き細かく刻んでおいて、

7日の朝にお粥を作って食べるそうです。

 

中国から伝わったときには

7日の朝に七草を摘んで、

神前に供えてから…でしたが、

日本風に変わったのでしょうね。

 

七草粥の作り方

材料は米1合に対して水1リットルの割合で、お米と水を準備します。

①お米を洗い、30分ほど水につけておきます。

②塩少々を入れます。

③はじめは強火、

沸騰してきたら弱火にしてふたを少しずらし、

40~50分炊きます。

(混ぜると粘りがでて、焦げつきやすくなるので

なるべくかき混ぜないようにします)

④七草をさっとゆがき、水をよく絞って細かく刻みます。

(前日の夜に済ませている場合は省略)

⑤お粥の火を止める直前に④の七草を入れ、

5分間くらい蒸らします。

⑥最後に塩で味を整えてできあがりです。

 

米1合、水1リットルで

だいたい4杯分くらいの七草粥に量になります。

 

また、時間がないときには、

ごはんから炊く《七草雑炊》にしてもいいでしょう。

 

《七草》はセットでスーパーにも売っていますが、

特に『春の七草』でなくても

冷蔵庫に残っている野菜を

七種類使うというのでもいいそうです。

そういえば、『七種粥』とも書きますよね。

 

《春の七草》にこだわらなくてもいいし、

お米から炊くお粥でなくお雑炊でもいいと考えると

ずいぶん身近に感じられるようになりますね。

来年のお正月の七日には疲れた胃腸を

休ませるためにもぜひ作って食べてみてください。

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