大和言葉とは?大和言葉の一例をご紹介♪

日本人は古(いにしえ)から、

漢字が中国から入ってくるまでは

文字を持ちませんでした。

 

しかし日本固有の言葉を持ち、

コミュニケーションをとっていました。

 

 

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漢字が入り、その漢字を崩したり、

“偏・つくり”を上手に取り入れ、

「ひらがな・カタカナ」という

仮名文字を編み出し、

普及させていきました。

 

漢字をベースにこのような

独自の文字を発展させたのは

日本人の日本語だけです。

 

先ず先進国から新しい文化を取り入れ、

それをじっくり自分達の血肉にして、

さらにそこから新しい文化を編み出す、

文字に限らず、明治維新の近代文明・

第2次大戦後の食文化などにも見てとれます。

 

このような“進取の精神”は

日本人のDNAに組込まれていると

言っても良いのでしょう。

 

しかしこの精神性が高じたためか、

日本人が古来から会話してきた言葉、

即ち「大和言葉」がだんだん若者を中心に

使われなくなってきました。

 

昭和30年代、テレビがそれほど普及していない時期は、

大人の人達の会話には

「大和言葉」が日常使われていました。

 

日本の風土のなかで生まれ、

大切に育まれてきた日本固有の言葉を

日常会話の中にちりばめて

柔らかいコミュニケーションをとってきたのです。

 

それでは「大和言葉」とはどんなものか解説しましょう。  

「大和言葉」を日常会話・仕事・職場で使ったら

ギスギスした対人関係が和らぐこと請け合いです

 

  • 大和言葉って何?

日本語には大きく分けて3つの言葉があります。

 

1つは日本固有の言葉で、

軟らかく美しい響きが特長の

「大和言葉」です。

漢字の語彙(ごい)で言えば

“訓読み”が該当します。

また言葉の頭に濁音(バ・ビ・ブ・・・)、

半濁音(パ・ピ・プ・・・)に

来ないのが特徴です。

 

2つ目は中国の漢字から取り入れた言葉や語彙で、

漢語です。

漢語は造語力に優れた言葉で、

漢字を組合わせて新しい言葉を

作り出せるのが特徴です。

しかし漢字の語彙で言えば、

音読みのため、

大和言葉より響きが強く硬い感じがします。

 

最後の3つ目が漢字以外の外来語です。

一般に片仮名で表し、

横文字で表記するので

おしゃれで新しさを感じます。

古くはポルトガル・オランダ、

明治以降になって、

欧米・ドイツ・フランスから大量に伝わってきました。

 

これらから3つの表現例を示しますと以下のようになります。

 

大和言葉    漢語     外来語

  1.    始める     開始         スタート
  2.     川      河川         リバー
  3.    ふるさと    故郷         ホームタウン

また「飢饉は世界的な問題である」を

大和言葉で表現すると、

「多くの国で、食べ物が

足りないことが悩みである」となるのです。

(Wikipediaより引用)
これらの表現からも、大和言葉は他の言葉にはない

柔らかな・穏やかな響きがあることが分かります。

 

大和言葉はコミュニケーションを

円滑にする魔法の言葉と言っても過言ではありません。

 

  • 大和言葉のいくつかの例を説明し、理解の一助に!

①気持ちの機微を伝える表現

 

「大和言葉」では、心を動かされた・感動した時の思いを

「胸」を使って表現することが多くあります

*ぐっと来た感じなら、「胸に迫る」 *ずしんと来たなら、「胸を打つ」 *じわじわ来たなら、「胸に染みる」

 

ひと口に「感動した」といっても、

その程度や感じ方は人それぞれです。

その繊細な表現を伝えられるのは、

わびさびを大切にする「大和言葉」だからこそなんです。

 

安心した時には「胸をなでおろす」という言い方もあります。

胸に手を当ててホッとしている様子が、

言葉ひとつから目に浮かんできまさんか?

 

②あふれる思いを伝える言葉

 

日常会話でしょっちゅう出てくる「すごく」・「ものすごく」、

砕けた言い方だと「超~」なんて言いまわしも、

「大和言葉」にすると印象がガラリと変わります。

 

たとえば「このうえなく」という大和言葉、

「このうえなく美味しい」「このうえなく綺麗」など、

これより上がないという意味の、最上級の想いが込められます。

 

また愛情表現をする際は、

「こよなく」という言葉が似合います。

「こよなく愛している」「こよなく親しんだ」などという

使い方をすると、想いに深みが出ますよね。

 

③コミュニケーションを柔らかくする言葉

「待っています」よりも「心待ちにしています」の方が、

言われた相手は嬉しく感じられるものです。

言葉ひとつでさりげなく気遣いを

表現できるのも、大和言葉の特性です。

 

また「相手に不快感を与えない」言いまわしも、

大和言葉は得意です。

たとえば、「妥協する」と言いたい時は「折り合う」、

「暇があれば」は「お手すきの時に」に変換します。

 

  • 大和言葉の言い換え一覧(右側が大和言葉)

*妥協する  ⇒  折り合う

*なるほど  ⇒  むべ

*無理です  ⇒  荷が勝ちます

*大騒ぎ   ⇒  上を下へ

*気に入る  ⇒  虫が好く

*ためらう  ⇒  たゆたう

*気が利く  ⇒  気働き

*だいたい  ⇒   あらまし

*過去と未来  ⇒  来し方行く末

*暇があれば  ⇒  お手すきの時に

*ものすごく  ⇒  この上なく、こよなく

*待っています  ⇒  心待ちにしています

*お世話になっております  ⇒  お引き立ていただき ありがとうございます

*ようこそ お越しくださいました ⇒ ようこそ お運びくださいました

 

このような言い換え表現を見ると

本来の日本語である大和言葉は、如何に美しいかが分かりますね。

 

  • 日常会話・仕事・職場で使う場合の注意点

上記の一覧表の中で

自分にとってしっくりくる大和言葉があれば、

まず日常会話・仕事・職場で使ってみてください。

ギスギスした人間関係がきっと和らぎます。

 

全部を一遍(ぺん)に置換える必要はないのです。

少しづつ使っていくことで、幅を広げていってほしいのです。

 

  • まとめ

大和言葉は漢字が伝来する前、

日本人が昔から使ってきました。

 

人間関係がギスギスしている現代社会では、

大和言葉はコミュニケーションを円滑にする

魔法の言葉と言っても過言ではありません。

 

是非少しずつ使いながら、

自然に自分の表現として使いこなしてください。

 

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