新社会人必要なものは何?事前に準備するものと費用は?
今年の“就職試験解禁日”が
遅かった就職戦線をくぐり抜けて、
内定をもらい、
「いよいよ来春 社会人になる皆さん、
まずはおめでとう!」
といいましょう。
気ままな学生生活を
送ってきた皆さんには、
『仕事を通して、
その対価として定期的に収入を貰う』という
初めての経験になるのです。
学生時代のアルバイトで、
働くことの意義を感じとった皆さんですが、
正社員として社会人になると、
★無期の雇用契約なので、
会社の就業規則を守らなければいけません
★残業や休日出勤はもちろんのこと、
転勤・部署の異動など、
自分の意に添わない業務命令に従うことは当然です
どうです? “気楽な稼業”でありませんね!。
しかし正社員だと社会保険や住宅手当、
資格手当など各種の手当があり、
会社が定めた福利厚生が受けられる、
願ってもない恩典があるのです。
そこを踏まえて入社までに
『何が必要で、何を準備したらよいか、
またその費用はどのくらいか?』、
一先輩の経験から、
男性新社会人になる人を念頭に、お教えしましょう。
- 入社までに規則正しい生活リズムを取り戻そう
1)授業、卒論で最後の追込みに入る中、
少なくとも規則正しい就眠・起床を心掛けます。
会社生活が始まって、“遅刻常習犯”の
レッテルを貼られたらもうNGです。
2)気になる体調不良・持病がある時は、
早めに病院で見て貰い治しておくことです。
会社生活では、最初の3カ月は
“先輩たちが新入社員の品定め”をしています。
働く意欲がみなぎっていることをアピールすることは、
後々の皆さんを見る目が違います。
病を抱えていると、心身とも他人から
フレッシュマンには見られません。
- 入社までに準備・取りそろえる物は?
1)通勤・会社での生活に欠かせない物
*スーツ:
最低、春夏物と秋冬物の
2種類で1着ずつは用意したいもの、
リクルートスーツを代用しても構いません。
*ズボンプレッサー・エチケットブラシ:
ズボンはデスクワークが多いと、
しわができやすいものです。
帰宅したらズボンプレッサーにセットして、
毎日しわの無いズボンをはくように心掛けます。
上着の“ふけ”などの汚れは、
いつも持ち歩くエチッケットブラシで取除きます。
*ワイシャツ:
多忙で毎日洗濯できないことを考え、
5~7枚は用意します。
クリーニング店に出すのはお金がかかるので、
アイロン不要の形状記憶シャツが理想です。
色は白をベースに控えめなブルー系の
カラーシャツまでです。
ピンク系・はっきりしたストライプ系は、
先輩社員にアクが強い印象を与えてしまいます。
*ネクタイ:
10本程度は持って定期的に雰囲気を変えます。
1本1万円のネクタイ2本より、
1本2,000円を10本買う方を選びましょう。
ネクタイハンガーも忘れずに!
*革靴・ベルト:
それぞれ1足・1本でひとまず一先ず足ります。
靴は安物を履きつぶして買い替えるより、
将来的には履き心地の良い、
値段の高めの靴を2足交互に休ませ、
かつ修理しながら使う方が経済的です。
靴磨きは定期的にして下さい。
靴が汚れているのは貧相なものです。
*靴下・ハンカチ:
どちらも洗濯を週1回と考えますと
7~8セットは必用です。
靴下の色は白でなく、
紺・黒・茶・グレーが好ましいでしょう。
*腕時計:
スマホで代用するのは、
特に営業職の場合避けるべきです。
*小物類:
筆記用具と入れ物・メモ用紙・名刺入れ・
定期券ケース・印鑑・
折りたたみ傘は準備します。
*鞄(かばん):
A4サイズの書類が30枚程度・筆記用具・出張時のワイシャツ・
折りたたみ傘等が入る大きさは必用です。
毎日持ち歩くので、できるだけ軽い、
ショルダーにもなる鞄が良いでしょう。
上記1)
項目を取り揃えるのに、
概略予算として20万円~30万円は
見ておきましょう。
2)社員寮・借家での生活に必要な物
*電化製品:
学生時代使っていたもので使えるものは
出費を節約する為、使います。
冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・テレビ・
ラジオ・ポット・トースター・
洗濯機・暖房器具などが必要です。
量販店で単身者向け家電製品セットを求めるとお得です。
*居住品:
寝具・カーテン・テーブル・椅子・
洗面具などが必要です。
その他細々(こまごま)した
ティッシュー・トイレットペーパー・
洗剤等々忘れがちです。
上記2)項目を取り揃えるのに1)項同様、
概略予算として20万円~30万円は見ておきましょう。
借家の場合はさらに地域による賃料差もあります。
ワンルームでも建物のグレードに幅が有り、
契約時納める金額が25~45万円と言われています。
大都市の借家の場合、
敷金 1~3カ月、礼金 0~2カ月、
仲介手数料 0.5~1カ月、
日割り家賃 契約月の月末までの家賃、
前家賃 月の半ば頃の契約の場合には
翌月の家賃も契約時に払う、
火災保険料 1~2万円、鍵交換費 1~2万円、
消毒代 0.5~1.5万円
他共益費など
これらを合計すると上記のような数字になるのです。
ただ、借家を利用する金額は、
会社の福利厚生費から、
後日戻ってくる場合がありますので、
明細書・領収書は必ず保管しておいて下さい。
- 費用概算
1)上記1)~2)項目で幅がありますが、
合せて40万円~60万円、
更に借家での単身生活になると
25~45万円上乗せされるのです。
2)その他入社してから、
さらに必要な物を購入することがあります。
3)初任給の支給日は月末もしくは1カ月遅れになります。
給料をもらうまでは生活費・
雑費等の出費がでます。
これらを考えますと借家に住まなくても、
トータル50~70万円は
初任給が手に入るまでは出費すると考え、
前もって貯(たくわ)えをしておくか、
両親と相談して借りるなど
考える必要があります。
- まとめ
社会人になるために学業に励み頑張ってきましたが、
1)勤務先が自宅・社員寮から通える場合でも、
50~70万円は給料貰うまで準備する必要があります。
2)借家を手当てしなければならない場合は、
住む地域で大きな差はありますが、
更に25~45万円一時金を準備しなければなりません。
3)このように大変なお金が必要になることが分かるかと思います。
少しでも節約すべく
リサイクルショップの利用
仲間とのシェアハウスの活用など
知恵を絞った新社会人の一歩を
踏み出してほしいものです。
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